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HN:
埜明
HP:
性別:
女性
職業:
声優さん(卵)
自己紹介:
コスプレもそうだけど、何かになりきるってすっごく楽しいよね!

ちなみにのあって読みます。
ラジオで喋ったりライブで歌ったりしてます。
全国に私の声が届けられますように。

かうんた

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1歩

こんばんは。埜明です。
朝眠くて、昼すんごく眠くて、今比較的目が覚めてます。でも体は疲れてるし明日も早いから寝ますし絶対すぐ寝られます。
ふふ、便利な体。


3.11
私はスキーをしていました。
なので揺れは感じなかったし、ツアーだから迎えのバスは来たし、ほぼ定刻に都内に戻り、既に復旧した電車で難なく帰れてしまったので、実体験としての記憶は無いです。
ニュースで見た津波の映像は、とても電車で数時間の場所とは思えなくて、理解に時間がかかりました。

自分の記憶として残っているもの。
地震警報が携帯やテレビからたくさん流れていたこと。
あの不安になる音。
でも自分を助けてくれるであろう音。
日常が当たり前ではないのだと教えてくれる音。

母校周辺の地盤の歪み。
ため息が出るくらい綺麗に整備されていたあの街とは思えない、ガチャガチャになった地面。
こんなにすごい『何か』があったんだ。
液状化した街がどんなに凄かったのか、私はこの目ではみていない。断水の苦労も想像することしかできない。
でも、体に『何か』への恐怖が生まれた。

4年。
あの年、専門学校でチャリティーバザーをやった。
売り上げを全額寄付した。
あのときの気持ち、今もちゃんと思い出せるだろうか。
自分に何ができるだろう、と考えた日々。
バザーコーナーのリーダーをやって、後輩の長所の活かし方がちょっとわかってきて、嬉しかったのを覚えている。
私の声で何かができるはずだと、強く強く信じていたあの頃。
あのときの自信を、取り戻さなくてはいけない。
自信が原動力だったのだから。

ふふ。
バザーのこと、このブログを書いている間に思い出しましたわ。
文字にするのって、大事だね。


今日はね。
1歩、踏み出しました。
私は進まなくてはいけない。
ううん、進みたい。
だから踏み出さなきゃいけない。
時には走らなきゃいけない。
疲れる。
不安になる。

でも。

ねぇ埜明さん。
あのとき作詞した歌を覚えているかい?
まだ歌えるよね。
あれを、堂々と歌えるかい?
あの歌詞を、堂々と口にできるかい?
ねぇ埜明さん。

もう1歩。
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